
1 次の計算をしなさい。
10点×4=40(点)
(1) $2-\left(\dfrac13+\dfrac{5}{12}\right)$
こたえ
カッコがあるときはカッコ内が優先(ゆうせん)です。約分もお忘れなく。
$\dfrac13+\dfrac{5}{12}=\dfrac4{12}+\dfrac5{12}=\dfrac9{12}=\dfrac34$
2を $1\dfrac44$ とかえてから,
$1\dfrac44-\dfrac34=1\dfrac14$
答えは $1\dfrac14$
(2) 13.6, 14, 16, 13, 12.4 の平均を求めなさい。
こたえ
一番小さな数である12.4を基準にしても良いのですが、5つのうち3つが整数ですから,例えば12を基準にして、12からどれだけ大きいかの平均を考えるのが最も簡単です。
数 | 13.6 | 14 | 16 | 13 | 12.4 |
12との差 | 1.6 | 2 | 4 | 1 | 0.4 |
12との差の平均は $(1.6+2+4+1+0.4)\div5=9\div5=1.8$
よって求める平均は 12+1.8=13.8
答えは 13.8
(3) 0.1÷0.002÷0.1
こたえ
小数点の位置に気を付けましょう。

50÷0.1=500
答えは 500
補足
割り算だけの問題では,計算の順番を交換できます。
0.1÷0.1÷0.002 を考えます。0.1÷0.1=1
よって 1÷0.002=500
(4) 2時間4秒ー36分56秒
こたえ
1時間は60分,1分間は60秒です。
4秒から56秒は引けませんから,1分を借りてきます。
1分4秒=64秒。よって 64-56=8(秒)
あとは1時間59分から36分を引くと,1時間23分
答えは 1時間23分8秒
2 A,B,C,Dの4人が算数のテストを受けたところ,平均点は85点でした。試験当日に欠席していたEさんが,後日同じ試験を受けたところ,A~Eの5人の平均点は86点になりました。Eさんは何点でしたか。
10点
こたえ
A~Dの4人の平均点が85点だったので,4人全員がその点数であったと考えて、4人の合計点を求めることができます。次に、Eさんを含めた5人全員の合計点も同じようにして求めることができます。
85×4=340(点)
86点×5=430(点)
よって 430-340=90(点)
答えは 90点
補足
平均点が85点から86点に1点上がりました。ということは,Eさんがとった点数をA~Dに1点ずつあげたということです。Eさんが4人に挙げた点数の合計は4点です。よって 86+4=90(点)となります。
3 次の各問いに答えなさい。
10点×3=30(点)
(1) 3で割るとあまりが1となる2けた以上の整数のうち,小さい方から100番目の数を答えなさい。
こたえ
前回の第31回の問題で、3で割るとあまりが1となる2けたの数字が,小さい方から順に10,13,16,19,22であることを求めました。この数字がどういう規則で並んでいるかを考えてみましょう。
1番目 10=10+3×0
2番目 13=10+3×1
3番目 16=10+3×2
4番目 19=10+3×3
5番目 22=10+3×4
よって100番目は 10+3×99=10+297=307
答えは 307
(2) 5で割るとあまりが1となる2けたの整数は何個ありますか。
こたえ
前回の第31回の問題で、5で割るとあまりが1となる2けたの数字が,小さい方から順に11,16,21,26,31であることを求めました。この数字がどういう規則で並んでいるかを考えてみましょう。
1番目 11=11+5×0
2番目 16=11+5×1
3番目 21=11+5×2
4番目 26=11+5×3
5番目 31=11+5×4
このように考えると,5で割るとあまりが1となる2けたの整数のうち,最も大きな数字は 11+5×□ と表される数字の中で,最も99に近くなる数字です。そのときの □ の数字がわかれば,全部で何個あるかがわかります。
11+5×17=11+85=96
11+5×18=11+90=101
よって0から始まって17までの18個あります。
答えは 18個
(3) 3で割っても5で割ってもあまりが1となる2けた以上の整数のうち,小さい方から100番目の数字を求めなさい。
こたえ
前回の第31回の問題で、3で割っても5で割ってもとあまりが1となる2けたの数字が,小さい方から順に16,31,46,61,76であることを求めました。この数字がどういう規則で並んでいるかを考えてみましょう。
1番目 16=16+15×0
2番目 31=16+15×1
3番目 46=16+15×2
4番目 61=16+15×3
5番目 76=16+15×4
このように考えると,100番目の数字が(1)と同じようにして求めることができます。
16+15×99=16+1485=1501
答えは 1501
4 向かい合う面の数を足すと7になるさいころがあります。次の各問いに答えなさい。
10点×2=20(点)
(1) このさいころの展開図を完成させなさい。ただし,数字の向きは問いません。

こたえ
立方体の展開図では1つあけたとなりが向かい合う面です。1つあけたとなりがない場合は,展開図を移動させて考えましょう。
答えは次の図のようになります。

(2) このさいころを図のように図のように置きます。ただし数字の向きは無視します。この状態のさいころを,①の方向に5回転がし,次に②の方向に3回転がし,次に③の方向に4回転がし,最後に④の方向に2回転がしました。このとき上の面の数字は何ですか。

こたえ
以前から何度か出題しているさいころの回転です。ポイントは
①同じ方向に4回転がすのは転がさないのと同じ
②ある方向に3回転がすのは反対方向に1回転がすのと同じ
の2つです。
まず,スタート時点でのさいころを真上からみた図です。

ここから①の方向に5回転がすとき,4回目で元に戻りますから結局①の方向に1回だけ回転させることになり,次のようになります。

次に②の方向に3回転がすのは,②の反対側の④の方向に1回転がすことと同じになります。よって次の図になります。

更に③の方向に4回転がすというのは何もしないのと同じです。
最後に④の方向に2回転がすと,次の図のようになります。

答えは 3
