1 次の計算をしなさい。
10点×4=40(点)
(1) $\dfrac25$ 時間-$\dfrac7{12}$ 分は何分何秒ですか。
こたえ
$\dfrac25$ 時間というのは1時間,つまり60分を5等分したうちの2つ分です。
60÷5=12 12×2=24
よって $\dfrac25$ 時間は24分間です。
次に,$\dfrac7{12}$ 分というのも1分間,つまり60秒を12等分したうちの7つ分です。
60÷12=5 5×7=35
よって $\dfrac7{12}$ 分は35秒間です。
以上により, 24分-35秒=23分25秒
答えは 23分25秒
(2) 1時間に18kmの速さ走る自転車が,15km走るのにかかる時間は何分ですか。
こたえ
15kmは18kmの何倍かを求めます。ただし割り算をしても割り切れないので,わり算を分数で表し,約分します。
15÷18= $\dfrac{15}{18}=\dfrac56$
よって15kmは18kmの $\dfrac56$ 倍です。
18kmを1時間で走るのですから,1時間,つまり60分を6等分したうちの5つ分が答えです。
60÷6=10 10×5=50
答えは 50分
(3) $\dfrac14$ を百分率で表しなさい。
こたえ
まず $\dfrac14$ を小数で表すと,
$\dfrac14=1\div4=0.25$ 0.25×100=25
答えは 25%
(4) 底面の面積が0.01m2,高さが0.25mの直方体の形をした容器の体積は何cm3ですか。
こたえ
1m$^2$ というのは,たて・横とも1mの正方形の面積です。求める単位が cm$^3$ ですから,1m$^2$ を cm$^2$ に直しましょう。1mは100cmですから,1m$^2$ は 100×100=10000cm$^2$ です。よって0.01m2は 10000×0.01=100cm2 です。
高さは0.25mですから25cmです。
よってこの容器の体積は 100×25=2500cm3 です。
答えは 2500cm3
2 正五角形の1つの角の大きさは何度ですか。
10点
こたえ
三角形の2つの角の合計は180°であることを利用します。五角形の中に線を書きこんで,三角形がいくつ含まれるのか考えましょう。
例えば図のように分けると三角形は3つできます。他にどのような分け方をしても三角形は3つできます。よって,五角形の5つの角度の合計は,三角形3つ分で 180×3=540°です。
正五角形は5つの角の大きさが全部同じですから1つ分は5で割って
540÷5=108°
答えは 108°
3 みきさんは家から750mはなれた公園に向かって歩き出しました。みきさんが家を出てから5分後に,みきさんのお姉さんが自転車に乗って同じ公園に向かい,出発から5分後,先に出て歩いていたみきさんに追いつきました。次のグラフは2人の様子を表したものです。
次の問いに答えなさい。
10点×3=30(点)
(1) みきさんの歩く速さは毎分何mですか。
こたえ
青色のグラフから,みきさんの歩く速さを求めましょう。みきさんは750mを15分で進んでいますから
750÷15=50
答えは 毎分50m
(2) お姉さんの自転車の速さは毎分何mですか。
こたえ
(1)でみきさんの歩く速さが毎分50mだとわかりました。みきさんとお姉さんが出会うまでに,みきさんは最初の5分と,お姉さんが出発してからの5分で合計10分間歩きました。よってみきさんが10分間に歩いた道のりは
50×10=500(m)
よってお姉さんは,500mを5分で進みましたから
500÷5=100
答えは 毎分100m
(3) みきさんが駅に到着したのは,お姉さんの何分何秒後ですか
こたえ
(2)でお姉さんの速さがわかりましたから,お姉さんが家から駅に着くまでの時間が計算できます。お姉さんは毎分100mで750m進むのですからかかる時間は
750÷100=7.5(分)
つまり,みきさんとお姉さんが出会ってから2.5分後に駅に到着しています。ということは,グラフからみきさんが駅に到着したのはその2.5分後です。0.5分は1分間の半分ですから30秒です。
答えは 2分30秒後
4 「ひとふで書き」ができる図形とは,いったんペンを置いたら,紙からペンを持ち上げないで,すべての線を書きつくすことができる図形を指します。次の3つの図形のうち,左側の図形はひとふで書きができませんが,真ん中と右側の図形はひとふで書きができます。
次の各問いに答えなさい。
10点×2=20(点)
(1) 真ん中と右側の2つの図形について,ひとふで書きのやり方を書きなさい。
こたえ
ひとふで書きをする方法はそれぞれ複数ありますが,そのうちの1つだけ答えてください。
解答例
(2) 1つの頂点につながっている線の本数が偶数(ぐうすう)のとき,その頂点を偶点(ぐうてん)といい,つながっている線の本数が奇数(きすう)のとき,その頂点を奇点(きてん)といいます。
ひとふで書きができる図形というのは
奇点が0個(つまりすべて偶点)か,2個
のいずれかであることがわかっています。上の3つの図形で,ひとふで書きができる,できないの理由を,「奇点」という言葉を使って説明しなさい。
こたえ
各頂点に,偶点なら「ぐ」,奇点なら「き」と書いていきましょう。問題文にあるように,ひとふで書きができるのは奇点が全くないか,あっても2個の場合だけです。
ちなみに,奇点が2個の場合,スタートはその2つの奇店のうちのどちらかで,ゴールはスタートにしなかった方の奇点となります。奇点が0個の場合は,どの頂点から書き始めてもひとふで書きができて,ゴール地点もスタート地点と同じ点になります。
答え 左側の図は奇点が4個あるからひとふで書きができない。真ん中と右側の図は、奇点が2個だからひとふで書きができる。