次の計算をしなさい。

10点×4=40(点)

(1) $2\dfrac23$ 時間-$\dfrac75$ 時間は何時間何分ですか。

こたえ

 $\dfrac23$ 時間というのは1時間,つまり60分を3等分したうちの2つ分です。60÷3=20(分)  20×2=40(分)
 よって,$2\dfrac23$ 時間は2時間40分です。
 次に,$\dfrac75$ 時間は $1\dfrac25$ 時間です。$\dfrac25$ 時間は  60÷5=12(分)  12×2=24(分)
 よって,$\dfrac75$ 時間は1時間24分です。
 2時間40分―1時間24分=1時間16分
 答えは 1時間16分

(2) 1時間に54kmの速さ走る自動車が,18km走るのにかかる時間は何分ですか。

こたえ

 18kmは54kmの何倍でしょうか。ただし割り算をしても割り切れないときは,わり算を分数で表し,約分します。
 18÷54=$\dfrac{18}{54}=\dfrac13$
 よって,1時間で54km進むのですからその $\dfrac13$ である18kmは,
 60÷3=20(分)
 答えは 20分

(3) $\dfrac18$ を百分率で表しなさい。

こたえ

 $\dfrac18$ を小数で表で表すと,0.125

 答えは 12.5%

(4) 容積が5.39リットル,高さが350mmの直方体の形をした容器があります。この容器の底面の面積は何cm2ですか。

こたえ

 求める底面の面積の単位が cm$^2$ ですから,容積の5.39リットル を cm$^3$ に直しましょう。1リットルは1辺が10cmの立方体の体積と同じですから 10×10×10=1000cm3 よって 1リットル=1000cm3です。
 容積の5.39リットルは5390cm3です。
 次に高さについては 350㎜=35cm
 底面の面積を□cm2とすると,
  □×35=5390
  5390÷35=154
 答えは 154cm2

 正六角形の中に,2本線を引きました。赤色の角の大きさは何度ですか。

10点

こたえ

 図のような線を引いて考えましょう。

 正六角形は6本の辺の長さや6つの角がすべて等しいので,中にできた三角形の3つの辺の長さはすべて同じになります。つまりこれは正三角形です。赤色の角は,正三角形の1つの角の大きさと等しいですから,
 180÷3=60°
 答えは 60°

 あやさんの学校の全校児童は720人です。この学校の男子の割合は55%です。次の各問いに答えなさい。

10点×3=30(点)

(1) あやさんの学校の男子と女子の人数をそれぞれ求めなさい。

こたえ

 55%を小数に直すと0.55です。
 720×0.55=396(人)
 女子は 720-396=324(人)
 答えは 男子396人,女子324人

(2) あやさんは5年生です。5年生のうち,女子は60人で,これは5年生全体の48%です。5年生は何人いますか。

こたえ

 □を使って考えましょう。5年生全体の人数を□とすると
\[\square \times 0.48=60\]
です。よって
 60÷0.48=125(人)
 答えは 125人

(3) あやさんの学校の5年生の児童は,この学校全体の何%ですか。小数第1位を四捨五入して整数の百分率で求めなさい。

こたえ

 (2)で5年生全体の人数がわかりましたから,その割合を百分率で求めます。割り切れないので,小数第3位を四捨五入して,小数第2位まで求めます。
 125÷324=0.173…
 よって,17.3…%となりますから,小数第1位を四捨五入して17%
 答えは 17%

 次の各問いに答えなさい。

10点×2=20(点)

(1) 図の正三角形がすべらずに直線上を右側に転がって,再びPが上側にくるまでに,点Pが動いてできる曲線を,コンパスを使ってかきなさい。

こたえ

 点Pが動いてできる曲線は円の一部です。どこが円の中心となっているでしょうか。円の中心は途中でかわっていくことにも注意しましょう。実際に正三角形を作って転がしてみてもよいでしょう。

 2つある①の点と曲線が対応しています。①の点にコンパスの針(はり)をさして,①の曲線をかきます。②の点を中心に回っているときには点Pは動きませんから曲線はできません。最後に③の点にコンパスの針をさして③の曲線をかいて出来上がりです。

(2) 図の長方形がすべらずに直線上を右側に転がって,再びPが右上にくるまでに,点Pが動いてできる曲線を,コンパスを使ってかきなさい。

こたえ

 (1)と同じように,点Pが動いてできる曲線は円の一部です。どこが円の中心となっているでしょうか。円の中心は途中でかわっていくことにも注意しましょう。これも実際に長方形を作って転がしてみてもよいでしょう。

 (1)と同じように同じ番号の点と曲線が対応しています。②の点を中心に転がっているときには点Pは動きませんからこのときだけは曲線ができません。