
1 次の計算をしなさい。
10点×4=40(点)
(1) 500−143
こたえ
143を帯分数にすると, 14÷3=4あまり2ですから,423 となります。よって500を 499+1 にして
500−143=(499+1)−423
とします。499−4=495 です。また,1−23 は1が 33 ですから,
1−23=33−23=13
となります。よって答えは 49513_
(2) 24÷(3×2+24÷6÷2)
こたえ
カッコの中を先に計算します。掛け算やわり算が先です。
3×2=6 です。24÷6÷2 は 24÷6 を先に計算し,4となります。次にこの4を2で割って2となります。従ってカッコの中は
6+2=8
です。よって求める答えは
24÷8=3_
(3) 1.06×4.5
こたえ

小数点を右から3番目につけて 4.77
(4) 2m5cm+0.36m は何cmですか。
こたえ
1mは100cmですから,2m 5cm は 205 cmです。そして0.36mは
100cm×0.36=36cm
です。よって
205cm+36cm=241cm_
2 ある機械に数字を入力するとその数字を2倍して1をたした数が画面に表示されます。例えば3を入力すると
3×2=6,6+1=7
となりますから7が表示されます。花子さんがこの機械にある数字を入力すると画面に39が表示されました。花子さんが入力した数字は何ですか。
10点
こたえ
入力した数字を□とし,逆方向から考えます。

答えは 19
3 1,2,3の数字が書かれたカードが2枚ずつあります。

次の問いに答えなさい。
10点×3=30(点)
(1) 1,2,3の3枚のカードを使って3桁の数字を作ります。数字は何個作れますか。
こたえ

この樹形図から
123,132,213,231,312,321
の 6個
これを計算で求めることもできます。それは樹形図の枝の数を数えるという方法です。最初の枝(一番左)が3本,そしてどの枝からも2本ずつ枝が出ていますから,ここまで 3×2=6(本) の枝があります。最後にこれら6本の枝から1本ずつ出ていますから 6×1 で6本あります。この最後の枝(一番右)の数が求めるものとなります。
(2) これらのカードから2枚を選んで2桁の数字を作ります。数字は何個作れますか。ただし,同じ数字のカードを使ってもよいとします。
こたえ

この樹形図から
11,12,13,21,22,23,31,32,33
の 9個
これを(1)と同じように計算で求めることもできます。最初の枝(一番左)が3本,そのどの枝からも3本ずつ出ていますから,枝の数は 3×3=9 本となっています。ですから求める数字の個数は9個です。
(3) これらのカードから2枚を選んで2桁の数字を作ります。それらの数字のうち,3で割り切れる数字は何個ありますか。ただし,同じ数字のカードを使ってもよいとします。
こたえ
(2)の答えより,9個の数字のうち3で割り切れるのは
12,21,33
の 3個 です。
実は3で割り切れる数というのはいつも各位の数の合計が3で割り切れる数になっています。上の3つの数は
1+2=3, 2+1=3, 3+3=6
となっていて,いずれも3で割り切れます。この考え方を使うと例えば567は
5+6+7=18
となり,18は3で割り切れますから567も3で割り切れます。実際,567÷3=189 です。
4 図のような直角二等辺三角形があります。
次の問いに答えなさい。
10点×2=20(点)
(1) この三角形の面積を求めなさい。

こたえ
この3角形を4枚使って図のように並べると,1辺の長さが10cmの正方形ができます。

この面積は 10×10=100|cm2 です。元の三角形の面積は,この正方形の面積の 14 ですから,求める面積は
100÷4=25cm2_
別の考え方
次の図の波線でハサミを入れて,移動させると図のように正方形になります。

よって求める面積は 5×5=25cm2
(2) この三角形を図(あ)から図(い)の位置にくるまで回転させました。回転した角度は何度ですか。ただし,三角形の3つの角の合計は180°です。

こたえ
三角形の3つの角の合計が180°になることは,5年生の1学期に学習します。この三角形は直角二等辺三角形ですから,直角以外の残り2つの角の大きさは同じになります。
直角以外の残りの角の合計は
180−90=90∘
この角を残りの2つで分け合いますから,残りの角の1つは
90÷2=45∘
です。

この準備のもとで,回転した角を求めていきましょう。図の赤色の辺に注目してください。

この赤色の辺が青色のところまで来ていますね。

すると求めるものは次の図の,緑色の角度です

よって,180°-45°を計算して 135°
