~解き始める前に~
答案の提出方法,注意点はこちら をご覧ください。
1 次の問いに答えなさい。
10点×4=40(点)
(1) 次の割り算と同じ答えになる計算を,例にならって3つ書きなさい。
(例 10÷2 → 5÷1)
120÷5.5
答えは,いくらでも考えられますが,そのうちの3つだけ書いてください。
(2) 次の割り算を,分数で表しなさい。
120÷5.5
割り算というのは,いつでも分数で表すことができます。中学校では,割り算を分数で表すことがほとんどです。
(3) 次の計算を,小数第1位まで計算し,割り切れない場合は余りを求めなさい。
120÷5.5
小数の割り算を筆算で行い,小数第1位まで計算して,あとは余りを求めてください。
もし,A÷B=C余りDとなったとき,Cは小数第1までの数で,
\[A=B\times C+D\]
という関係が成り立ちます。例えば,7÷3.2=2.1余り0.28ですが,
\[7=3.2\times 2.1+0.28\]
が成り立つということです。
(4) 次の計算を,帯分数で表しなさい。ただし,分母は整数にしなさい。
120÷5.5
(1)で,120÷5.5と同じ答えになる割り算を考えました。その中に,割る数,割られる数がともに整数の計算があるのではないでしょうか?もしなければそのような式を考えてください。すると(2)の考え方を使って,割り算を分数で表現できるはずです。そこから帯分数に書きかえましょう。
2 A~Dの4人が,丸いテーブルに等間隔に座ります。座り方をすべて書きだしなさい。ただし,回転して同じになる座り方は,区別しないとします。
10点
回転して同じになる座り方の例は次のようなものです。
この2つは区別せず,1通りとします。すると,いちいち回転してチェックしなければならず,メンドウです。そこで,誰か1人,例えばAを図の位置に固定します。
そして,残りのB,C,Dの座る位置が何通りあるか考えましょう。
3 次の各問いに答えなさい。。
10点×3=30(点)
(1) 4時と5時の間で,長針と短針が重なるのは4時何分ですか。帯分数で答えなさい。
直前3回の総復習です。長針と短針が1分間に何度ずつ差が縮まるのかを考えます。そして,4時ちょうどのとき,長針と短針で作る角度の大きさを考えます。
(2) 4時と5時の間で,長針と短針で作る角の大きさが180°になるのは,4時何分ですか。帯分数で答えなさい。
(1)で重なった時刻から,長針と短針の作る角度が180°になるのが何分後かを考えましょう。
(3) 4時と5時の間で,長針と短針が作る角の大きさが90°になる時刻は2回あります。その2つの時刻を答えなさい。
4時ちょうどの段階で,長針と短針が作る角の大きさを考え,その差が90度になることを考えます。長針が短針に追いつく手前で1回,追いぬいた後にもう1回あります。
4 1辺の長さが12cmの正方形の内側に,1辺の長さが6cmの正三角形があります。この正三角形を,矢印の向きに,すべることなく,図の水色の位置まで回転させます。次の各問いに答えなさい。
10点×2=20(点)
(1) 点Pが通過した曲線を,コンパスを使ってかきなさい。また,線対称の軸を,定規でかきなさい。
点Pは,常に円の一部です。コンパスを使ってていねいにかいてください。
(2) 点Pが通過した曲線の長さを求めなさい。ただし,円周率は3.14とします。
Pの動く曲線は,円の一部です。何度回転したかを考えることで,求めることができます。