~解き始める前に~

答案の提出方法,注意点はこちら をごらんください。

 次の問いに答えなさい。

10点×4=40(点)

(1) 「$\frac23$ は $\frac12$ の何倍ですか」ということが知りたいとき,$\frac23\div\frac12$ という計算をします。そしてこれは $\frac23\times2$ と計算します。なぜ,「$\div\frac12$」が「×2」になるのかを,$\frac23\div1=\frac23$ ($\frac23$は1の$\frac23$ 倍)であることを使って説明しなさい。

  ヒント

答えにくい,難しい問題です。
$\frac23$ が1の $\frac23$ 倍ということを使うのですが,1と $\frac12$ がどういう関係にあるかを考えましょう。

(2) $\frac23\div\frac23$ の計算の意味を(1)の問題文を参考にして説明しなさい。また答えも求めなさい。

  ヒント

割り算は「何倍か」ということを調べる計算です。

(3) ある公園には3つの噴水A,B,Cがあり,噴水Aは5分水が出て,1分水が止まることを繰り返します。また噴水Bは,10分水が出て,2分水が止まることを繰り返いします。噴水Cは,15分水が出て,5分水が止まることを繰り返いします。正午に3つの噴水が同時に水を出し始めました。次に3つの噴水が同時に水を出し始めるのは何時何分ですか。

  ヒント

この手の問題は,出る時間と休止の時間をワンセットにして考えるのが基本です。

(4) 500円,100円,10円の硬貨がそれぞれたくさんあります。これらの硬貨を使って1200円を払う方法は何通りありますか。

  ヒント

500円玉を何枚使うかで場合分けしましょう。

 1から9までのうち,異なる3つの数を使って,合計が15になる組をすべて挙げなさい。

10点

  ヒント

基準を設けて調べていきましょう。

 正の整数のうち,自分自身を除いたすべての約数の和が,自分自身と等しくなる数を「完全数」といいます。
たとえば,6 の約数は 1, 2, 3, 6 です。自分自身の 6 を除いた約数 1, 2, 3 の和は 1+2+3 で 6 になります。したがって,6 は完全数です。

10点×3=30(点)

(1) 28 が完全数であることを確かめなさい。途中の計算も書きなさい。

  ヒント

文章を読んで「完全数」の意味が分かっているかどうかを問う問題です。

(2) ある正の整数 $n$ について,$n$ の約数のうち $n$ を除いたものの和が $n$ より小さいとき,その数を「不足数」,$n$より大きいとき「過剰数」と呼びます。
次の数のうち,不足数・完全数・過剰数のいずれに当たるかを答えなさい。
ア 8  イ 10  ウ 12

  ヒント

(1)と同じです。過剰数や不足数の意味を,文章を読んで正しく読み取れるかどうかです。

(3) 6 と 28 はどちらも完全数です。
では,28 の次に小さい完全数を見つけましょう。
次の数の約数を調べて,完全数になるものを見つけてください。

ア 36  イ 48  ウ 496

  ヒント

ア~ウの中で,完全数は1つだけです。

 図のように,白,赤,黄の色がつけられた,1辺の長さが1cmの小立方体27個を使って,大立方体を作ります。

出来上がった大立方体からいくつかの小立方体を取り除いて,次のような立体を作りました。

次の各問いに答えなさい。

10点×2=20(点)

(1) 白,赤,黄の小立方体はそれぞれ何個ずつありますか。

  ヒント

1段ずつ丁寧に見ていきましょう。

(2) 立体の表面の部分は,白,赤,黄それぞれ何cm²になりますか。ただし,下から見た部分も含みます。

  ヒント

上下,左右,前後の6つの方向からどう見えるか調べたうえで,その6方向からでは見えない部分を個別に足しましょう。