7.データの活用:中学1年数学ーオリジナル基礎教科書

中学数学[総目次]

中学1年数学 7章 データの活用

データの活用検定

2級:データの整理とその活用
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1級:データにもとづく確率
0%

0.はじめに

世の中には様々な資料があります。

  • 文章の資料:歴史資料や新聞記事など
  • 写真の資料:実験の様子や災害状況など
  • 地図や設計図など

これから学ぶ資料は、数量(データ)を扱った資料です。

それでは,データを分析する際に使われる用語リストを一気にお見せしましょう。

用語リスト

  • 最大値・最小値

    • 範囲(またはレンジ)

  • 度数分布表

    • 階級
    • 階級の幅
    • 度数
    • 累積度数
    • 階級値

  • ヒストグラム

    • 度数分布多角形(または度数折れ線)

  • 代表値

    • 平均値
    • 中央値
    • 最頻値

  • 相対度数

    • 累積相対度数

1.度数の分布

ここからは,次のデータ資料を使って学んでいきます。

これは,ある30人クラス全員の身長のデータです。

🌟 クラスの身長データ(30名) 🌟
生徒 身長 (cm) 生徒 身長 (cm) 生徒 身長 (cm)
A 145 K 151 U 160
B 148 L 155 V 162
C 155 M 157 W 170
D 150 N 154 X 149
E 152 O 156 Y 151
F 140 P 153 Z 147
G 146 Q 159 AA 165
H 160 R 150 BB 144
I 158 S 162 CC 156
J 152 T 158 DD 155

🔹最大値・最小値

  • 最大値:データの中で最も大きな値
  • 最小値:データの中で最も小さな値

範囲:最大値と最小値の差

このデータにおける範囲は 170-140=30

🔹度数分布表

このデータを,5cmごとの区間に区切り,整理すると次の表のようになります。

📊 身長の度数分布表
身長 (cm) 度数 (人)
140 以上 ~ 145 未満 2
145 以上 ~ 150 未満 5
150 以上 ~ 155 未満 7
155 以上 ~ 160 未満 10
160 以上 ~ 165 未満 4
165 以上 ~ 170 未満 1
170 以上 ~ 175 未満 1
30

  • 階級:1つ1つの区間
    「140cm以上145cm未満の階級」など
  • 階級の幅:区間の幅
    ここでの区間の幅は5cm
  • 度数(どすう):階級ごとの値の個数
    「140cm以上145cm未満の階級の度数は2」など
  • 累積度数:最初の階級からある階級までの度数の合計
    次の表の右端の欄が累積度数
    145cm以上150cm未満の階級の累積度数:2+5=7
    150cm以上155cm未満の階級の累積度数:2+5+7=14
     $\vdots$

📊 身長の度数分布表(累積度数つき)
身長 (cm) 度数 (人) 累積度数 (人)
140 以上 ~ 145 未満 2 2
145 以上 ~ 150 未満 5 7
150 以上 ~ 155 未満 7 14
155 以上 ~ 160 未満 10 24
160 以上 ~ 165 未満 4 28
165 以上 ~ 170 未満 1 29
170 以上 ~ 175 未満 1 30
30

階級値:それぞれの階級の真ん中の値

140cm以上145cm未満の階級値

\[\dfrac{140+145}2=142.5(\rm cm)\]

145cm以上150cm未満の階級値

\[\dfrac{145+150}2=147.5(\rm cm)\]

  $\vdots$

2.ヒストグラム

度数分布表ができていると,その表をもとに,階級の幅を横,度数を縦とする長方形を並べたグラフが作れます。これをヒストグラムといいます。

身長のデータによるヒストグラムは次のようになります。

📊 身長のヒストグラム

(人)
10
5
0

140
145
150
155
160
165
170
175

(cm)

🔹度数分布多角形(度数分布折れ線)