7.データの活用:中学1年数学ーオリジナル基礎教科書

中学数学[総目次]

中学1年数学 7章 データの活用

データの活用検定

2級:データの整理とその活用
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1級:データにもとづく確率
0%

1.相対度数と確率

さいころを何回も投げて,そのうち1の目が何回出たか調べる実験をしたところ,次のようになりました。

さいころの投げた回数と「1」の目が出る割合
投げた回数 $(n)$ 1の目が出た回数 出る割合(相対度数)
10 1 0.100
20 4 0.200
30 6 0.200
40 5 0.125
60 11 0.183
600 102 0.170
6000 998 0.166

さいころは,立方体です。

立方体は,6つの面がすべて対等で,どれかの面が出やすかったり,出にくかったりすることはありません。

つまり,投げた回数の $\dfrac16$,小数になおすと,$0.166\cdots$ 程度の割合で,1の目が出ると期待されます。


最初の10回

しかし,表を見ると,最初の10回で,たった1回しか1の目が出ませんでした。

相対度数は0.1です。


次の10回と合わせた20回

もう10回投げて,合計20回投げたときはどうでしょうか。

表を見ると,合計4回,割合は0.2となり,今度は期待よりも多く1の目が出たことになります。


1の目が少なく出たり,多く出たり。

でも考えてみれば,これは当たり前ですね。不思議でも何でもありません。

そんなことは,普段からよく起こるのですから。

さて,この調子で投げる回数をどんどん増やしていきましょう。

すると,どうでしょう。

1の目が出る割合が,投げる回数を増やしていくごとに,どんどん $\dfrac16=0.166\cdots$ に近づいていっているではありませんか!

実は,これは偶然ではありません。

今日やっても,明日やっても,来月やっても,いつやっても,
さいころを投げる回数を1000回,10000回と増やしていくと,
あら不思議,
1の目が出る割合が $\dfrac16=0.166\cdots$ に必ず近づいていきます。
必ずです!

天気予報を見ていると,「明日の降水確率は10%です」なんと言っていますね。

確率という言葉は,私たちの身の回りに溶け込んでいます。