高校数学[総目次]

数学Ⅱ 第5章 指数関数・対数関数

  スライド ノート 問題
1. 指数の拡張      
2. 指数関数      
3. 対数とその性質      
4. 対数関数      
5. 常用対数      

3.対数とその性質

演習問題

問題1【基本】
次の値を求めよ.
(1) $\log_2 16$
(2) $a > 0,\ a \neq 1$ のとき,$\log_a 1$
(3) $\log_5 \dfrac{1}{25}$

問題2【基本】
次の式を簡単にせよ.
(1) $\log_6 3 + \log_6 12$
(2) $\log_3 54 – \log_3 2$
(3) $\log_3\sqrt[4]6-\dfrac14\log_32$

問題3【基本】
次の式を簡単にせよ.
(1) $\log_4 8$
(2) $\log_{81} 9$
(3) $\log_2 5 \cdot \log_5 8$

問題4【基本】
$\log_a M$ を定義する際,$a$ と $M$ のとれる値は何でもよいわけではなく,制限されていた.次の各問いに答えよ.
(1) 底 $a$ の条件を答えよ.
(2) 真数 $M$ の条件を答えよ.

問題1【基本】

次の値を求めよ.
(1) $\log_2 16$
(2) $a > 0,\ a \neq 1$ のとき,$\log_a 1$
(3) $\log_5 \dfrac{1}{25}$

解答

(1) $\log_2 16$ は「2を何乗すると16になるか」という数を表します.$2^4=16$ なので,$\log_2 16=4$

答えは $\boxed{\log_2 16=4}$
(2)「$a > 0,\ a \neq 1$ のとき」という部分は,$a$ が底としての条件を満たすというものです.その上で,$\log_a 1$ は「$a$ を何乗すると1になるか」という数を表します.$a > 0,\ a \neq 1$ という仮定の下では,$a$ の値に関わらず,$a^0=1$ です.従って$\log_a 1=0$

答えは $\boxed{\log_a 1=0}$

(3) $\log_5 \dfrac{1}{25}$ は「5を何乗すると $\dfrac1{25}$ になるか」という数を表します.$5^{-2}=\dfrac1{25}$ なので,$\log_5 \dfrac{1}{25}=-2$

答えは $\boxed{\log_5 \dfrac{1}{25}=-2}$

問題2【基本】

次の式を簡単にせよ.
(1) $\log_6 3 + \log_6 12$
(2) $\log_3 54 – \log_3 2$
(3) $\log_3\sqrt[4]6-\dfrac14\log_32$

解答