高校数学[総目次]
数学Ⅰ 第2章 三角比
スライド | ノート | 問題 | |
1. 正接,正弦,余弦 | |||
2. 三角比の相互関係 | |||
3. 三角比の拡張 | |||
4. 正弦定理 | |||
5. 余弦定理 | |||
6. 三角形の面積 |
演習問題
問題1【基本】
原点Oを中心とする半径5の円周上に点Pがあり,OPと x 軸の正の向きとのなす角が θ=150∘ であるとする.点Pの座標を求め,sin150∘,cos150∘,tan150∘ の値を求めよ.
問題2【基本】
0≦θ≦180∘ のとき,sinθ=12 を満たす θ の値を求めよ.
問題2【基本】
0≦θ≦180∘ のとき,cosθ=−12 を満たす θ の値を求めよ.
問題3【基本】
0≦θ≦180∘ のとき,tanθ=−1 を満たす θ の値を求めよ.
問題4【基本】
0≦θ≦180∘ のとき,sinθ=−√32 を満たす θ の値を求めよ.
問題5【基本】
0≦θ≦180∘ のとき,cosθ=0 を満たす θ の値を求めよ.
問題6【基本】
sin120∘, cos120∘, tan120∘ の値を,sin60∘, cos60∘, tan60∘ を用いて表し,それぞれの値を求めよ.
問題7【基本】
sin120∘, cos120∘, tan120∘ の値を,sin60∘, cos60∘, tan60∘ を用いて表し,それぞれの値を求めよ.
解答
点Pの座標の求め方
原点Oを中心とする半径 r の円周上の点は,(rcosθ, rsinθ) と表すことができます.半径 r=5,θ=150∘ の場合,
(5cos150∘, 5sin150∘)
となります.cos150∘=−√32,sin150∘=12 なので,
x=5×(−√32)=−5√32y=5×12=52
点Pの座標
(−5√32, 52)
三角比の値
sin150∘=yr=5/25=12
cos150∘=xr=−5√3/25=−√32
tan150∘=yx=5/2−5√3/2=−1√3
答
sin150∘=12, cos150∘=−√32, tan150∘=−1√3
解答
sinθ は y 座標に関係しているので,単位(半)円周上で y=12 となるような点を考えます.
sinθ=12 となる角度は,θ=30∘ と,180∘−30∘=150∘ も該当します.
答え:
30∘, 150∘
解答
cosθ は x 座標に関係しているので,単位(半)円周上で x=−12 となるような点を考えます.θ=120∘ です.
答え:
120∘
解答
tanθ=1 となるのは θ=45∘.
tanが負になるのは第2象限なので,180∘−45∘=135∘.
答え:
135∘
解答
0≦θ≦180∘ の範囲内で sin は常に0以上となるので,sinθ<0 になるような θ はなく,従って sinθ=−√32 の解はありません.
答え:
なし
解答
cosθ=0 となるのは,x 座標が0のとき,すなわち θ=90∘.
答え:
90∘
解答
θ=60∘ とすると,180∘−θ=120∘
公式
sin(180∘−θ)=sinθ
cos(180∘−θ)=−cosθ
tan(180∘−θ)=−tanθ
値
sin60∘=√32
cos60∘=12
tan60∘=√3
したがって,
sin120∘=sin60∘=√32
cos120∘=−cos60∘=−12
tan120∘=−tan60∘=−√3
答
sin120∘=√32, cos120∘=−12, tan120∘=−√3