高校数学[総目次]

数学A 第1章 場合の数

  スライド ノート  問題
1. 集合      
2. 場合の数      
3. 順列      
4. 円順列・重複順列      
5. 組合せ      
6. 二項定理      

演習問題

問題1【基本】
(1) 1から10までの偶数の集合を,列挙法と条件指定法の両方で表せ.
(2) B={x | x は3の倍数, 1x15} を列挙法で表せ.

問題2【基本】
集合 A={1,2,3,4,5,6} について,次の各数が A の要素かどうかを答えよ.
(1) 3 (2) 7 (3) 0

問題3【基本】
A={1,2,3,4,5}, B={2,4}, C={2,3,4,5} のとき,次の問いに答えよ.
(1) BA の部分集合かどうかを答えよ.
(2) CA の部分集合かどうかを答えよ.
(3) AC の部分集合かどうかを答えよ.

問題4【基本】
D={1,2,3,4}, E={3,4,5,6} のとき,次の問いに答えよ.
(1) DE の共通部分(DE)を求めよ.
(2) DE の和集合(DE)を求めよ.

問題5【基本】
F={x,y} のすべての部分集合を列挙せよ.

問題6【基本】
AB がそれぞれ n(A)=7, n(B)=9, n(AB)=3 のとき、n(AB) を求めよ.

問題7【基本】
全体集合 U={1,2,3,4,5,6}, A={2,4,6} のとき,A の補集合 ¯A を求めよ.

問題8【基本】
A={1,2,3}, B={3,4,5}, 全体集合 U={1,2,3,4,5} のとき,¯AB¯A¯B を求め,等しいことを確認せよ.

問題1【基本】

(1) 1から10までの偶数の集合を,列挙法と条件指定法の両方で表せ.
(2) B={x | x は3の倍数, 1x15} を列挙法で表せ.

解答

(1)

列挙法:{2,4,6,8,10}

条件指定法:
  例1 {x | x は偶数, 1x10}
  例2 {2n | n は自然数, 1n5}

(2) B={3,6,9,12,15}

問題2【基本】

集合 A={1,2,3,4,5,6} について,次の各数が A の要素かどうかを答えよ.
(1) 3 (2) 7 (3) 0

解答

(1) 3A(要素である)
(2) 7A(要素でない)
(3) 0A(要素でない)

問題3【基本】

A={1,2,3,4,5}, B={2,4}, C={2,3,4,5} のとき,次の問いに答えよ.
(1) BA の部分集合かどうかを答えよ.
(2) CA の部分集合かどうかを答えよ.
(3) AC の部分集合かどうかを答えよ.

解答

(1) B={2,4}A={1,2,3,4,5} の部分集合である.
B のすべての要素が A に含まれる)

(2) C={2,3,4,5}A の部分集合である.
C のすべての要素が Aに 含まれる)

(3) AC の部分集合ではない.
A の要素1が C に含まれていないため)

問題4【基本】

D={1,2,3,4}, E={3,4,5,6} のとき,次の問いに答えよ.
(1) DE の共通部分(DE)を求めよ.
(2) DE の和集合(DE)を求めよ.

解答

(1) DE={3,4}

(2) DE={1,2,3,4,5,6}

問題5【基本】

F={x,y} のすべての部分集合を列挙せよ.

解答

F={x,y} の部分集合は次の4個です:

  • {x}
  • {y}
  • {x,y}

問題6【基本】

AB がそれぞれ n(A)=7, n(B)=9, n(AB)=3 のとき、n(AB) を求めよ.

解答

n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=7+93=13

問題7【基本】

全体集合 U={1,2,3,4,5,6}, A={2,4,6} のとき,A の補集合 ¯A を求めよ.

解答

¯A={1,3,5}

問題8【基本】

A={1,2,3}, B={3,4,5}, 全体集合 U={1,2,3,4,5} のとき,¯AB¯A¯B を求め,等しいことを確認せよ.

解答

AB={1,2,3,4,5} なので,¯AB=

また,¯A={4,5}¯B={1,2} なので,¯A¯B=

従って,¯AB=¯A¯B が成り立ちます.