高校数学[総目次]

数学A 第1章 場合の数

  スライド ノート  問題
1. 集合      
2. 場合の数      
3. 順列      
4. 円順列・重複順列      
5. 組合せ      
6. 二項定理      

演習問題

問題1【基本】
1, 2, 3 の3枚のカードから1枚ずつ順に取り出して2桁の整数を作るとき,できる整数は何通りあるか.また,その全てを書き出しなさい.

問題2【基本】
1から6までの目が出るサイコロを1回投げるとき,

 A:2以下の目が出る場合
 B:5以上の目が出る場合

AまたはBが出る場合は何通りあるか.

問題3【基本】
1から6までの目が出るサイコロを1回投げるとき,

 A:2以下の目が出る場合
 B:偶数の目が出る場合

AまたはBが出る場合は何通りあるか.

問題4【基本】
赤玉・白玉・青玉が1個ずつ入った袋から1個玉を取り出し,さらに1から3まで書かれたカードを1枚引くとき,玉とカードの組み合わせは全部で何通りあるか.

問題5【基本】
大小2つのサイコロを同時に1回投げるとき,大のサイコロは3以下,小のサイコロは偶数の目が出る場合は何通りあるか.

問題1【基本】

1, 2, 3 の3枚のカードから1枚ずつ順に取り出して2桁の整数を作るとき,できる整数は何通りあるか.また,その全てを書き出しなさい.

樹形図で書き出すことで「漏れなく・ダブりなく」数えられます.

解答

1枚目に1,2,3のいずれかを選び,2枚目に残った2枚から1枚を選ぶ.これを樹形図で確かめると,できる2桁の整数は12, 13, 21, 23, 31, 32 の6通りとなります.

答えは 12, 13, 21, 23, 31, 326通り

問題2【基本】

1から6までの目が出るサイコロを1回投げるとき,

 A:2以下の目が出る場合
 B:5以上の目が出る場合

AまたはBが出る場合は何通りあるか.

「同時に起こらない」場合の和の法則です.

解答

A:1,2 の2通り
B:5,6 の2通り
AとBは重なりがないので,和の法則より 2+2=4 通り.

答えは 4通り

問題3【基本】

1から6までの目が出るサイコロを1回投げるとき,

 A:2以下の目が出る場合
 B:偶数の目が出る場合

AまたはBが出る場合は何通りあるか.

重なりがある場合は「AまたはB=(Aの場合の数)+(Bの場合の数)-(AかつBの場合の数)」となります.

解答

A:1,2 の2通り
B:2,4,6 の3通り
AとBの重なりは「2」だけなので,
2+31=4 通り(1,2,4,6)

答えは 4通り

問題4【基本】

赤玉・白玉・青玉が1個ずつ入った袋から1個玉を取り出し,さらに1から3まで書かれたカードを1枚引くとき,玉とカードの組み合わせは全部で何通りあるか.

それぞれの玉に対してカードが3通りずつあるので,積の法則が使えます.

解答

玉の選び方:3通り
カードの選び方:3通り
積の法則より 3×3=9 通り

答えは 9通り

問題5【基本】

大小2つのサイコロを同時に1回投げるとき,大のサイコロは3以下,小のサイコロは偶数の目が出る場合は何通りあるか.

大のサイコロがどの目でも,小のサイコロは3通りずつあるので,ここでも積の法則が使えます.

解答

大のサイコロが3以下:1,2,3 の3通り
小のサイコロが偶数:2,4,6 の3通り
積の法則より 3×3=9 通り

答えは 9通り