高校数学[総目次]
第6章 微分法・積分法
スライド | ノート | 問題 | |
1. 微分係数 | |||
2. 導関数 | |||
3. 接線 | |||
4. 関数の値の変化 | |||
5. 極大・極小 | |||
6. 関数のグラフと方程式・不等式 |
7. 不定積分 | |||
8. 定積分 | |||
9. 様々な定積分 | |||
10. 面積 |

演習問題
問題1【標準】
関数
(1) すべての実数において,単調に増加する.
(2)
問題2【標準】
問題3【標準】
関数
問題4【標準】
次の関数の極値を求めよ.ただし,
(1)
(2)
問題5【標準】
関数
(1)
(2)
問題6【標準】
次の関数のグラフをかけ.
(1)
(2)
(3)
問題7【標準】
関数
問題8【標準】
関数
問題9【標準】
関数
(1)
(2) そのとき,

ある範囲での単調性を示すことは,その範囲で導関数が非負(あるいは非正)であることを示すことと同値です.この場合,指定された範囲で,
解答
(1)
(2)
①
①
これを解いて
②とから
①
これを解いて
③とからこの場合は不適.
以上により,求める
(2) の別解
即ち
である.ただし,
と同値である.従って
①
以上により求める
3つの解法を示します.まずは,教科書的な解法です.
解答
また,
①~③より
逆にこのとき

故に,
別解1 [
となるから,①と係数を比較して
また
(以下省略)
別解2 [
と表せる.係数を比較して
また,
従って①より
(以下省略)
3つの条件を式にして,あとは連立方程式を解くだけです.「補足」にあるように,積分を学習したあとでは,3次関数における極値の差は導関数の定積分から計算するのが定石です.
解答
3次関数では (極大値)>(極小値) となるから
①~③より
逆にこのとき,

別解
①と係数を比較して
3次関数では (極大値)>(極小値) となるから
②を③に代入して
従って②より,
(以下省略)
補足
「極値の差が8」という条件は,別解の最初2行から
となるから
3次関数の極値の差は,導関数の定積分から求めるのが1つの受験テクニックです.問題8にも同様の設定があります.